歯周病について
- 2023年4月20日
- 歯周病
こんにちは
本日のブログは
「歯周病」
についてお話いたします
以前のブログでもお話ししましたが、日本人の8割の方が歯周病と言われています
今日は歯周病の特徴についてお話しさせていただきます
歯周病とは
原因:
歯と歯茎を支える体の組織である「歯周組織」の炎症性疾患であり、歯周病菌による細菌感染が原因で発生します。
歯周病は、歯肉炎(歯茎の炎症)から始まり、進行すると歯周ポケット(歯肉と歯の間の隙間)の形成や歯槽骨(歯を支える骨)の破壊を引き起こし、最終的には歯の喪失を招く可能性があります。
歯周病の主要な原因は、口腔内に存在する細菌です。
口腔内には多種多様な細菌が存在し、これらの細菌が歯の表面に付着してプラーク(歯垢:ばい菌の塊)を形成します。
歯垢は毎日の歯磨きで除去されないと、細菌が増殖して歯肉に炎症を引き起こします。これが歯肉炎と呼ばれる状態で、歯茎が赤く腫れ、出血しやすくなります。
歯肉炎が放置されると、炎症は歯周ポケット(歯肉と歯の間の隙間)に広がり、歯周病が進行します。
歯周ポケットは細菌が繁殖しやすい環境であり、炎症が進行すると歯槽骨の破壊を引き起こします。
歯槽骨の破壊が進むと、歯は支持組織を失い、ゆがみや動揺を引き起こします。最終的には、歯が抜け落ちる可能性があります。
歯周病のリスクは、口腔衛生の状態以外にも、喫煙、遺伝的要因、免疫力の低下、ホルモンの変化(妊娠や更年期など)、糖尿病、ストレスなどの影響を受けます。また、歯周病は他の健康問題とも関連しており、心疾患、糖尿病、呼吸器疾患、妊娠合併症などのリスクを増加させることが知られています。
歯周病の症状
歯茎の腫れや赤み、歯茎からの出血、口臭、歯の動揺やゆがみ、歯肉の後退、歯槽骨の破壊による歯の長さの変化などがあります。
しかし、初期の段階では症状があまり現れず、進行してから気付くことが多いため、定期的な歯科検診が重要です。
歯周病は予防が可能であり、適切な口腔ケアが重要です。
歯みがきやフロスを使った日常的なプラークの除去、定期的な歯科医院でのプロフェッショナルな歯のクリーニングや歯周ポケットのクリーニング、喫煙の避けなどが予防策として有効です。また、リスクファクターを持つ場合は、定期的な歯科検診と歯周病のリスク評価を受けることが重要です。
歯周病が進行した場合は、歯科医師や歯周病専門医による治療が必要となります。
歯肉の炎症の改善や歯周ポケットのクリーニング、歯槽骨の再生を促す手術などが行われることがあります。
また、歯科医師、歯科衛生士からの指導を受けながら、日常生活での口腔ケアの改善が必要となります。
歯周病は放置すると歯を失うリスクがあるため、早期の発見と適切な治療が重要です。
また、歯周病は全身の健康(心筋梗塞のリスク、糖尿病のリスク)にも影響を及ぼす可能性があるため、定期的な歯科検診と口腔ケアの維持が大切です。
歯科医師の指導に従い、歯周病を予防・管理することで、口腔全体の健康を維持し、歯を一生涯持続することができます。
まずは歯科医院での検査、適切な治療、そして何より日頃の口腔内ケアをすることをお勧めいたします
ベオデンタル本川越クリニック
https://www.beo-dental.com/
ダイレクトボンディング治療、インプラント治療、矯正歯科、マウスピース矯正、審美歯科、審美セラミックス、ホワイトニング
〒350-0043
埼玉県川越市新富町2-8-3カシーラ新富町4F
℡049-227-9220