根管治療:神経、根っこの治療
- 2023年4月22日
- 根管治療
こんにちは
今日は
「根管治療」
についてお話しします
根管治療は、歯の根の中にある歯髄(神経、血管、結網組織)が感染や損傷を受けた場合に行われる歯科治療の一種です。
虫歯が深く進行し、歯髄に感染が及んでしまった場合に根管治療が必要になります。
根管治療の一般的な治療の流れは以下の通りです。
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麻酔:治療する歯に麻酔をします。(歯の状態、治療の進行具合で行わない場合もあります)
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虫歯の除去:歯の虫歯を取り除き、歯の根の入口まできれいにしていきます。
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根管(歯の根の管)の清掃:根の中にある歯髄(神経)や汚れ、古い薬を特殊なファイル(極細のヤスリ)を使って取り除きます。根の中にある細かい根管から感染物質(汚れ)除去し、根管内を清掃します。
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根管充填:根管内の中に薬を詰めていきます。根管内を清掃した後、薬を詰め込んで再感染を防ぎます。
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土台(コア):治療の為に削った歯に土台をたてていきます。
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再補修:必要に応じて、歯の表面にクラウン(被せ物)を装着し、歯の強度を回復することがあります。
根管治療は通常、1回から数回にわたって治療が行われます。
治療後には、痛みや腫れが軽減されることが多いです。しかし、根管治療後には適切なケアを続ける必要があります。
定期的な歯科検診や適切な口腔衛生習慣を持つことが大切です。
また、根管治療にはリスクや合併症が存在します。
一般的な根管治療のリスクや合併症には以下のようなものがあります。
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治療後の痛みや腫れ:根管治療後には、治療した歯に一時的な痛みや腫れが生じることがあります。通常は自然に軽減されますが、場合によっては追加の治療が必要となることがあります。
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治療の不成功:根管治療が完全に成功しない場合があります。細菌の再感染や根管内の漏れ、充填材の割れなどが原因で再治療が必要になることがあります。
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歯の弱化:根管治療するうえで、歯を大きく削る必要があった場合や、虫歯自体が大きかった場合、歯が脆くなる可能性があります。歯の強度を上げるためクラウン(被せ物)の装着が必要になることがあります。
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歯の変色:根管治療後に歯が変色することがあります。特に前歯の場合には、歯の色が他の歯と比べ黒く変色するため、見た目が悪くなることがあります。
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治療の難しさ:歯の根の形態によっては、根管治療が難しく、複雑な治療が必要になることがあります。また、歯髄が強く炎症している場合には、根管治療が難しくなることがあります。
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合併症:根管治療中には、根管ファイルが歯の周囲の組織に穿孔してしまうなどの合併症が起こる可能性があります。
根管治療は歯を保存するための有効な治療法でありますが、リスクがあったり、治療回数が増えてしまうことが多いです。
根管治療になる前に、定期的に歯科医院に通って虫歯が小さいうちにしっかり治し、適切なホームケアをすることをお勧めします。
ベオデンタル本川越クリニック
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